ぶちまけぶろぐ

メサイア好きすぎ芸人

わかりやすい!〜「メサイア」人物紹介②〜

 

前回アップしたこちらの記事をたくさんの方に見ていただいたみたいで、誠にありがとうございました。

 

genkinaotaku.hatenablog.com

 

 

 

前回はサクラ側を主に紹介したので、今回はサクラに敵対する側や、とりまく環境にいるキャラクターを紹介していきたいと思います。

またお付き合いいただけたら嬉しいです。

 

 

 

まず一番最初にご紹介したいのが

三栖公俊・周康哉

 

メサイアシリーズにおいて1作目〜(9作目だけを除いて)10作目まで全てに関わっている人物です。

 

この二人、“メサイア”の関係性とは真逆にあるような二人で、役者本人もおっしゃっていましたが“アンチメサイアのような関係性。

 

作中で、周がサクラに対し「互いの過去を知らないと成立しない、薄っぺらい関係じゃねぇんだよ。お前らと違ってな」と言う台詞があるなど、サクラの"メサイア"という関係性を嫌っている様子もあります。

 

サクラ候補生たちは自分の中に“芯”を見つけられずにいて、自分のメサイアと出会い“芯”を見つけて成長していくパターンが多いんですが、三栖・周は最初から自分の中にある“目的”がブレずに、なおかつ“目的”を達成するためだけに今までないがしろにしていた部分で“守りたいもの”が出来て、成長していく。そんな違いがあると、個人的には感じています。

 

 

※以下、結構なネタバレを含むので、自分で二人の関係性を知っていきたい方はご遠慮いただいたほうがいいかと思います。

 

 

 

 

組織の名前がいくつか出てきますので、こちらも合わせて思い出していただけるとわかりやすいかと思います。

 

 

genkinaotaku.hatenablog.com

 

 

 

 

 

三栖公俊(みす きみとし)/中村龍介

幼い頃はシングルマザーの母親と妹と3人で暮らしていたが、貧しい暮らしに限界を迎えた母は、一家心中を目論む。死に間際に母が「生きたい?一人でも」と問いかけたことに対し、「生きたい、一人でも」と、家族と死別し一人だけ生き残り、「究極の平等」を目指す革命家となった。

 

テロ組織「評議会」の幹部。このときから主に周と行動を共にしていた。

革命のためには手段を選ばない非情な男に思えるが、周との関係が深まっていく上で、三栖の人間性が見えてくるようになる。

 

 

 

周康哉(あまね やすちか)/玉城裕規

大病院の経営や世界に名を轟かす複合企業ファーストバンクの元後継者。幼い頃から厳しく育てられ、父に反発し家を出て評議会に所属し、ありあまる財産を評議会へと流していた。

 

感情の起伏が激しく、スリの腕が良いなどお坊っちゃまとは思えない行動が多いが、賢い一面もあるため心の中が読めない存在。人間を利用できる駒としか思っていなかった男が、三栖と出会い、そして自分の知られざる生い立ちを知ることで変わっていく。

 

 

 

 

↓以下、二人の大まかな活動の変化↓

メサイアを途中から見たけど、「二人の状況がよくわからなかった」って人にはオススメかもしれないです。

 

三栖と周は、最初は「評議会」というかなり大きなテロ組織に所属。

その中では、三栖が上司で周が部下のような関係性で、この時点では互いを利用できる存在くらいにしか思っていなかったと思われます。サクラ側から見ても、サクラ候補生を人質にとっていたりしたので、「敵」として登場。

【銅ノ章】・【漆黒ノ章】・【白銀ノ章】

 

その後、「評議会」を二人で抜けて、三栖の目指す革命を成し遂げるために周と二人でフリーの革命家として活動をしていく。このとき、元公安四係サクラ候補生でもある白崎護四係高野優太との出会いをきっかけに、二人は一時的に公安四係に所属。

 

しかし、とあることをきかっけに周は三栖の前から姿を消してしまう。

周は自分の目的のために、三栖は革命と周のために動き始める。

三栖は一時的にサクラ側にも協力するなど、このあたりからサクラが敵というわけではなくなってきます。

【紫微ノ章】【影青ノ章】【翡翠ノ章】【鋼ノ章】【深紅ノ章】

 

 

ここまで説明してしまうと、二人を見たいのであれば「後半から見ても大丈夫か」と思うかもしれませんが、実は三栖が周を、周が三栖を見る目が一番大きく変化するのは序盤の【銅ノ章】〜【白銀ノ章】なんです。二人を知る上では必見だと思うので、ぜひ見ていただきたいです。

 

 

そうして、三栖と周が二人で目指した革命はどうなるのか。

ぜひ、先日DVDが発売になりました

メサイア外伝 極夜ーpolar nightー】

をご覧ください。

 


「メサイア・プロジェクト」の劇場版第4弾!映画『メサイア外伝 -極夜 Polar night-』予告編

 

 

 

 

 

「評議会」に所属する他の人物も紹介していきたいと思います。

 

 

桧賀山純也(ひがやま じゅんや)/池田純矢

ジャーナリストとしても活動する革命家。北方連合とも繋がっていて、評議会とサクラ、どちらにも不利益をもたらす情報を流すなど、混乱を楽しむ非情な男。

 

大葉傑(おおば すぐる)/山田諒

桧賀山を信じて下につき一緒に活動している。

 

→【銅ノ章】【漆黒ノ章】で登場

 

余談ですが、メサイアって、対になる存在が1作ごとにつくられているんですけれど、ここの桧賀山・大葉は三栖・周と対になっているんですよね。

 

 

 

堤貴也(つつみ たかや)/井上和彦

評議会のトップ。様々な思想はいずれ1つになるという「ユニフィケーション・ワールド」を提唱し、組織を大きくした。人を惹きつけるカリスマ性を持っている。後に評議会を裏切り北方連合の幹部へと就任し、評議会は壊滅の危機に晒された。己の子供は利用価値のあるモンスターとして育て、過去には自分の妻をも実験台にする人体実験を行うなど、非情で冷徹な男。

周康哉の実の父。

 

→【白銀ノ章】【深紅ノ章】

 

 

 

御伯省吾(みかみ しょうご)/藤田玲

評議会の幹部。穏やかかと思いきや突然非情になるなど、心の中が読めない。評議会の中にも派閥があり、工藤派と小競り合いを続けていた。

 

工藤祐(くどう ゆう)/松本寛也

 評議会の幹部。御伯派と対立。高学歴のお坊っちゃまだが、物事を上手くすすめるためにはプライドを捨て土下座も平気でする。喧嘩は強くなく、頭脳を使って自分の信じる思想のために、そして壊滅寸前の評議会を守るために活動している。

 

定石充(さだいし みつる)/  六本木康弘

岸谷 利也(きしたに としや)/ 新井健太

もともとは御伯派であったが【紫微ノ章】からは工藤のもとにつき、工藤を守りながら壊滅寸前の評議会を支えている。「どちらの方が強いんだ?」と聞かれると、互いに絶対に譲らない。

 

→【白銀ノ章】【紫微ノ章】

 

 

 

堤嶺二(つつみ れいじ)/平野良

堤貴也の息子。人並み外れた頭脳を持つ天才で、「サヴァン症候群」という多大な情報を一気に自分の中に取り込める能力を持ち、謎を解明したり未来を先読みすることができる。以前は父の操り人形となりテロ組織を率いるなどしていて刑務所に収容されるが、国にとって必要な存在であるため、情報に触れなくていい空間で厳重に警護されながら過ごしている。凡人にとっては不思議な言動や行動が多い。

周康哉の実の兄。

 

→【紫微ノ章】【鋼ノ章】

 

堤貴也と堤嶺二、実は周の父と兄であることが【紫微ノ章】で判明します。周は三栖と共に四係に入りますが、三栖には内密にしながら堤貴也のことを独自に調べていくと、ずっと憎かった父は自分を買い取っただけの赤の他人であったこと、実の母親が実の父の手で人体実験の道具にされていたことを知ってしまう。それから周は堤貴也への復讐を果たすために動き始める。

詳しくは【影青ノ章】〜【深紅ノ章】までをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

次に「北方連合」に登場する人物を紹介していきます。

ひとえに「北方連合」といいましてもその中に「クァンタムキャット」「ボスホート」という組織が登場します。

 

「クァンタムキャット」

クァンタムキャットとは猫の名前をコードネームとする北方連合内のテロ組織。日本を重点的にこの世界を核の炎で焼き尽くす計画を立てている。

 

「ボスホート」

北方連合版のチャーチのような組織。北のスパイ養成機関。こちらも二人一組となりミッションを遂行する。

 

 

我妻鉱太郎(あがつま こうたろう)/ 金山一彦

元公安四係。白崎護を育てた男でもあるが、死の偽装をし北方へ渡る。

 

ハングドマン/村田充

北方から与えられた名はハングドマン「クァンタムキャット」でのコードネームはペルシャ

予測のつかない攻撃をする凄腕。破壊思考があり、相方であるザ・タワーからそこまでする必要はあるのかと問われても、非情な行動をとる。

 

ザ・タワー/岩永洋昭

北方から与えられた名はザ・タワー。「クァンタムキャット」でのコードネームはシャム

こちらもハングドマンと同じく長身の凄腕。ハングドマンが有賀や悠里に盛った毒の解毒剤を去り際に渡すなど、北方に所属しながらも必要以上の殺しはしないように見受けられる。

 

ハングドマンとザ・タワーも「ボスホート」の卒業生で二人一組で活動している。

→【鋼ノ章】【深紅ノ章】

 

 

 

芹沢/寿里

本名は御津見倧(みつみ そう)御津見珀の実の兄。幼い頃北へ誘拐されてから北でスパイに育てられる。巧みな言葉で相手の精神を操ることができる。

→【影青ノ章】【翡翠ノ章】

 

 

 

チェーカー/荒木健太朗

 本名は雲井蓮(くもい れん)。加々美いつきの育ての親。

ワールドユース時代、一嶋晴海とは同期で共に人工知能の研究を行うなど協力関係にあったが、一嶋を裏切り北方へ。人間の脳にチップを埋め込み操ることができるモンスター“スペクター”を生み出す。

 

サリュート/山田ジェームス武

「ボスホート」の一員。スークと二人一組で行動している。“政治犯の息子”として虐げられてきた。父親は投獄されていたが、スペクターにされてしまう。スペクターは仮面で顔を隠しているが、トドメを刺す前に必ず仮面を外し、父親を探している様子が見受けられる。祖国を守るために戦い、北の命令通りに非情な任務もこなすが、サクラを助けたりする一面も見られた。

「この地獄にも…いつか光が差す…」

 

スーク/宮城紘大

「ボスホート」の一員。サリュートと二人一組で行動している。権力者の生まれであるらしく、サリュートに対し「そんなことを言える立場か?」などと上からものを見るところがある。戦闘を好み、強い相手と戦えることが組織に所属している理由な様子。サクラを助けたり自分に色々と命令をしてくるサリュートに対し苛立ちながらも従うような、情に流される一面も見受けられる。

 

→【暁乃刻】【極夜】【悠久乃刻】 

 

 

 

サードニグマ(第三の闇)」

太万頭島を拠点とする、有賀が昔所属していた暗殺組織。

太万頭島とは、半分を北方、半分を日本の所有地とする共同統治の島。レアメタルが豊富に眠っている。バックが真っ黒な多国籍企業の巣窟。【悠久乃刻】での舞台となる島。

 

神門シン(かみど しん)/村田充

サードニグマ時代の有賀の親友。ハングドマン(北方)、ペルシャ(クァンタムキャット)と同一人物。自分の意思を曲げられない男。

 

→【鋼ノ章】〜【悠久乃刻】

 

 

 

 

 

「研見会(けんみかい)」

太万頭島に存在する暴力団

 

小星鉄(こぼし てつ)/西野龍太

虐げられて生きてきたこの島から抜け出したいと思っていたところ、親友である遠矢のプログラミング技術が北方から目をつけられ多額な資金と引き換えに技術の提供をする話をもちかけられる。遠矢は止めたが、金が手にはいるならやろうと後押しをしてしまい、争いに巻き込まれ追われる身となる。

 

東間遠矢(あずま とおや)/豊嶋杏輔

鉄の親友。プログラミングやハッキングを趣味としていてその技術は国家レベル。北に目をつけられ技術の提供を行ってしまい、ボスホートから追われる身となる。サクラ候補生と手を組み、守られながらもサクラ候補生のミッションの手助けをした。

 

→【悠久乃刻】 

 

 

 

「キンダー」

こちらは敵でもなく、味方でもないような存在。サクラの創設者でもある志倉が、この国のインテリジェンスはお粗末であると各国から言われる中で作った新たな組織。一時的に三栖も所属していた。

 

諏訪部不比人(すわべ ふひと)/中村誠治郎

キンダーの班長と育成を勤める。志倉のスカウトによって引き抜かれ。元軍人で三栖と互角に戦う凄腕。

 

周・グエン・衝吾(あまね ぐえん しょうご)/伊藤孝太郎

周康哉の家出後、代わりに周家へ迎え入れられた周家次期当主。康哉とは血の繋がらない兄弟。勉強としてキンダーに所属。自分の力を過信しているところがあり、周りを下に見ている。康哉や三栖との接触や、父の言葉、志倉と過ごすことによって変わっていく。

 

 →【極夜】【暁乃刻】

 

 

 

「照る日の杜」

 かつて御池が御神体をつとめ、柚木が信者として入信していた宗教団体。

 

園之人/村上幸平

照る日の杜の幹部。雛森の元メサイアで、「ヒナ」「ユキ」と呼び合うほどの仲だったが、雛森が助けにいけなかったが為に園は敵である北方に魂を売ってしまった。

月詠を終えた現時点でも、謎の多い男。

 

穂波葉礼/石渡真修

現在の御神体。幼い頃から万夜と共に過ごしていて、御池に対する強い執着心を持っている。穏やかな物腰で人が悲しむことに対し心を痛めながらも、この世界には神が必要だと信じて、やむを得ぬ犠牲を生みながら「神の世界」を作ろうとする。

 

及川昴流/三原大樹

照る日の杜の幹部。現御神体に忠誠を誓う従順な信者。御神体の前では穏やかだが、口調が厳しく、手荒な攻撃もする。照る日の杜の真実を、雛森に見せられるまでは知らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

一気に紹介してきました。

 

月詠終了後、ネタバレ過ぎない程度に加筆修正をしました)

 

気になる登場人物はいましたか?また、推しさんの役に興味を持って頂けたりしたらすごく嬉しいです。

どの人物も魅力的に描かれているので、ぜひ作品を通してもっと深く知っていただきたいです。

 

 

 

人物を紹介してきて、自分でも振り返る良い機会となり、改めて感じたことがあるんですが、メサイアは“メサイア”だけの物語ではないということ。

 

たとえば、多くの人物の生い立ちをみてもわかる通り、行動の原動力となっているものが“家族”に関わっていることが多いんですよね。

サクラは表の世界で生きていけなくなった人間であり、孤独の存在に感じますが、ずっと“家族”に囚われて生きている。

テロリストや革命家側は孤高の存在のように感じますが、“家族”や“家族のように過ごしてきた人物”に囚われて生きている。

 

いろいろな形の情であったり絆であったり縁であったり、そういうものを楽しむ物語で、演出家さんの言葉をお借りすれば「人が人を好きになる物語」なんだと思います。

 

 

ここまで長ッッッ々と紹介してきましたが、お付き合いいただいた方、本当に本当にありがとうございました。

 

メサイアを見たことがない方や、見たことがあるけれどあまりよくわかっていなかった方のお役に立てれば、とてもとても嬉しいです。

 

そして私なんぞよりもっとメサイアに対して造詣の深い方々もいらっしゃると思うので、気に触るようなことを書いていないことを願っています…(もし「それ違うで!」ってことがあったらこっそり教えてほしいです)

メサイアを好きな方にも共感をいただけたりしていたようなので、本当に嬉しく思っています。

 

サクラ候補生の後輩があと5000人欲しいので、鼠講のようにファンを増やしていっていただけると嬉しいです。死ぬまで見たい。

 

まあ何が言いたいかというと、

メサイアは最高!!

 

以上です。ありがとうございました!